ウサクマイ遺跡は昭和54年5月23日に国の指定遺跡に指定され、指定
面積は史跡全体で1、463、977u、ウサクマイ遺跡36、351u規模の遺跡群です。
ウサクマイ遺跡は、擦文時代(およそ1400年〜800年前)に作られた村の跡です。
当時の家は地面に掘った四角い穴に柱を建て屋根をかけた「竪穴式住居」です。
屋根を土で覆った家も数多くあったようです。床の中央には炉があり南の壁には煮炊きに使われたカマドがありました。
人が住まなくなった家はやがて壊れ、掘られた穴は完全に埋まらずに、
今でも地面に窪みとなり残っています。
現在この遺跡では75個の窪みが見つかっています。当時は3〜5軒の家で一つの村でした。
たくさんの窪みは古代人が数百年にわたって暮らしたとても住み良い所だったことを示しています。
所在地が千歳市蘭越になっていますが、現在では山の中といっても
過言ではありませんから住居表示などはもちろんありません。
ウサクマイ遺跡に行くには、千歳市内から約5km支笏湖に向う道路(支笏湖公園線)を走ると
千歳川を渡る橋(1)があります。ここでだいたい人家が途絶えます(橋の向こうに2〜3軒あるようです)。
この橋を渡らず、手前を右折します。
左に支笏湖まで通じているサイクリングロードと並行して車道があります。
この道路は 未舗装なので乾燥した日には土埃を舞い上げドライブをすることになります。
道路の左右は原生林なのでこんな看板(2)も見ることがあります。
支笏湖公園線を右折して約1kmぐらいでしょうか・・・
千歳川を渡る白い欄干の橋(3)があります。その橋を渡ると両側がウサクマイ遺跡です。
左に案内板(4)がありますからすぐに確認できると思います。
案内板の右側より遺跡を見学できるコースが設定してあります。
住居跡(5) (6)や周辺を見学しながら古代人の生活を想像(7)するのもロマンチックでしょう。
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