丸山遠見は、樽前山があたかも大鳥が翼を拡げるように穏やかな傾斜を見せて、
太平洋に接するほぼ中間に接する標高327mの小丘陵です。
この一帯の森林は昭和29年の洞爺丸台風で想像を絶する大量の風倒木が発生し、壊滅的な被害を受けましたが、
多くの人達の長年にわたる努力により、現在は見事な樹海がよみがえっています。
この丘陵は樽前山、風不死岳を背に紋別岳、恵庭岳を傍らに見て果てしなく拡がる樹海を一望できることから「遠見」と称さ れています。
丸山遠見望楼は、明治中期に簡単なヤグラ建ての見張り所が置かれたことに始まり、その後改築を繰り返しながら今日まで百年余り
森林火災防止や森林造成の推進に大きな役割を果たしてきました。
森林は国民の財産であり、土砂崩壊防止や水源の確保、優れた自然環境の保全など生物には欠かすことができない大切なものであることは
誰しもわかっているわけです。その大切な森林をゴミなどで汚したりしないよう心掛け、この丸山遠見望楼を訪れる人々には森林との
ふれあいを通じて自然の素晴らしさと森林の大切さを実感できる場になれば・・・と思います。
丸山遠見望楼へは千歳市内から支笏湖へ行く「支笏湖公園線」を走ること約25km、直進すると支笏湖へ左折すると苫小牧市に向う交差点
(信号機有)があります。その交差点を左折し約1kmほどでまた三叉路の交差点(信号機有)があります。
その交差点を直進通過してややしばらくすると「丸山横断歩道」があります。横断歩道を通過したら右側を注目してください。
車のスピードならすぐに看板見えてきます。「丸山遠見望楼」の看板を右折するとそこからは林道になり未舗装ですからスピードは控えめに。
林道に入れば主役は森林でありそこで生息する動物たちです。入山ルールを厳守し貴重な自然を大切にして自然を楽しんでください。
尚、支笏湖周辺はヒグマの生息地でもあり、充分注意をして行動してください。
林道を1km走ると道路が二股に分かれてます。ここは右折・・・そしてここから3km走るとまた二股(右前方に看板)に分かれてます。
右折してください。あと1kmで丸山遠見望楼へ到着です。(丸山遠見望楼への略図)
望楼の展望台は10m以上ありますから樹海の展望、樽前山、風不死岳の展望は素晴らしいですよ。紅葉の季節には美しい樹海が
あなたを迎えてくれることでしょう。
「丸山遠見望楼」の全景
「丸山遠見望楼」からの展望
Back
TOP
北海道へ行こう
|