温泉手前には名も無き小さな滝がいくつかありました。何万年、何十万年、何百万年、前に火山活動で噴出した溶岩が川床になり水の流れを支えているのです。この付近の川には砂がありません。川の全てが岩で出来ています。岩にへばり付いたコケの緑がイキイキした緑ですね。コケという生命体にとっては良い環境なのでしょう。水は相変わらずキレイです。

この滝も一枚岩の上を流れてます。滝というには少し寂しいです。ウォータースロープと言った方が当てはまってるのかも知れません。
名を付けるならば・・・・「二段の滝」でしょうか?上方に小さな滝を確認できます。まだ上方にあるかどうかは不明です。今時期は水量も少なく美しい流れを見せていますが・・・・・春には雪融け水が付近の山を制するような恐ろしく大きな音を出してダイナミックな滝に変貌してると想像します。自然の営みは時には目を見張るほど美しく、時には恐ろしく暴れだす、所詮自然を人が制することは無理なのです。自然が機嫌の良い時に人はそっと伺い・・・・そしてそっと立ち去ることがわれわれ人の行動でありたいものです。
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